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初心者でも失敗しない!おすすめ塗料の選び方と活用法

塗料を選ぶ際、豊富な選択肢と多様な特性を理解することが重要です。
家の外観や内装を変えるだけでなく、素材の保護や耐久性向上にも大きく寄与するため、塗料選びは建物の美観と機能性を決定づける要素となります。
そこで今回は、水性塗料と油性塗料の基本的な違いに加え、木材用塗料の選び方を紹介します。

□水性塗料と油性塗料の基本的な違い

水性塗料と油性塗料は、それぞれ独自の特徴を持ちます。
塗料の選択は、使用する場所、目的、環境への影響など、多くの要素に基づいて行う必要があります。

1:成分と特性

水性塗料は水を主要な溶剤とし、揮発速度が比較的遅いため、乾燥に時間がかかります。
その一方で、臭いが少なく、清掃が容易で、環境に優しいのが特徴です。

他方、油性塗料は有機溶剤や油を使用し、耐久性と密着力が高く、乾燥が速いです。
しかし、強い臭いや揮発性の問題、引火性のリスクがあるため、取り扱いには注意が必要です。

2:用途と適合性

水性塗料は家庭内の壁や家具など、内装に適しています。
これは、使いやすさと低コスト、人体や環境への影響が小さいためです。

対して、油性塗料はその強靭な耐久性から、外壁や木材などの屋外用途に適しており、長期間にわたる保護が求められる環境での使用が推奨されます。

□おすすめの木材用塗料の選び方

木材用塗料を選ぶ際には、木の種類、使用場所、期待される仕上がりなど、さまざまな要因を考慮する必要があります。
これには、木材の特性や設置される環境、さらにはどのような外観や耐久性を求めるかによっても選び方が変わってきます。

*浸透型と造膜型の違い

浸透型塗料は木材に浸透し、自然な見た目を保ちながら保護します。
このタイプの塗料は、木の風合いを生かしたい場合、特にナチュラルな雰囲気の家具や無垢の床などの保護に適しています。

例えば、ドイツ製の「オスモ」やイギリス製の「ワトコオイル」のように自然素材を中心に作られた製品が人気です。
さらに、浸透型には色が付かないクリアタイプや、木目を活かしつつ色付けできる顔料入りタイプなど、さまざまな選択肢があります。

一方、造膜型塗料は木材の表面に膜を作り、強力な保護を提供しますが、木の質感を隠すことがあります。
このタイプは、木材の細部をしっかりカバーし、目立たなくすることが可能です。

*選択のポイント

屋内やナチュラルな仕上がりを望む場合には、浸透型塗料が好ましいでしょう。
浸透型は木の質感を活かしつつ、保護する効果があり、知名度が高くホームセンターでも人気の「キシラデコール」や「ノンロット」などが選ばれやすいです。

一方、屋外の木材には紫外線や雨からの保護が重要であり、例えば、外壁や塀、柵など屋外の木部には、造膜型塗料が適しています。
造膜型塗料は、防水性や耐久性に優れ、紫外線や雨の影響を受けにくいのが特徴です。
代表的な製品には、耐水性に優れた「屋外用のニス」や、優しい雰囲気かつマットな仕上がりが楽しめる「ミルクペイント」、さらに刷毛やローラーでの塗りやすい「水性のエマルジョンペイント」などがあります。

□まとめ

塗料選びは、使用する場所、目的、環境への影響、期待される仕上がりなどを総合的に考慮することが重要です。
水性塗料は臭いが少なく、環境に優しいため内装に適しています。
一方で、油性塗料は耐久性が高く、外壁や屋外の木材に最適です。
木材用塗料では、浸透型と造膜型の違いを理解し、それぞれの用途に合わせて選ぶことが肝心です。
適切な塗料を選ぶことで、美観の向上と同時に長期的な保護を確保できますよ。