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屋根を守ってくれるルーフィングとは?

屋根リフォームは、見た目の美しさだけでなく、住まいの長期的な保全にも重要な役割を果たします。
特に、ルーフィング(ルーフィングシート)は、目に見えない部分にありながら、屋根の耐久性に大きく寄与する重要な建材です。
この記事では、ルーフィングの基本知識とその隠れた重要性、ルーフィング材の種類を解説します。

◻︎ルーフィングの基礎知識とその隠れた重要性

ルーフィングは屋根材の下に敷かれる防水シートです。
通常は見えない部分にあり、新築や屋根の葺き替え時にしか目にする機会がありません。

しかし、ルーフィングは屋根材以上に重要な建材です。
屋根材が防ぎきれない水を外に流す役割を担い、雨漏りや野地板の腐食を防ぎます。

ただ、ルーフィングの劣化や破損は、気づきにくいため、重大な問題が発生する前に対処することが難しいのが実情です。
そのため、新築や屋根の葺き替え時には、ルーフィングにも十分な注意を払うことが必要です。

◻︎選び方と施工のポイント

*アスファルトルーフィング

アスファルトルーフィングは原紙にアスファルトを染み込ませたルーフィングシートです。
普及率はトップですが、アスファルトの性質上、夏季にはアスファルトが柔らかくなり、冬季には硬くなることを繰り返すため、劣化が進みヒビや亀裂が入りやすく防水性が損なわれることがあります。
耐久年数は10年から20年程度です。

*改質ゴムアスファルトルーフィング

アスファルトのデメリットである状態変化を克服するために開発された改質ゴムアスファルトは、ゴムや合成樹脂をアスファルトに混ぜたルーフィングシートです。
これにより、耐用年数は20年以上になりました。

*粘着層付き改質ゴムアスファルトルーフィング

通常ルーフィングは野地板にタッカーを使用して、留めます。
しかし、屋根カバー工法では、スレート材にタッカーを使用できないため、屋根カバー工法を用いたスレート材にルーフィングを施したい方におすすめのルーフィング材です。
片面が粘着テープになっているため、タッカーを使用せずに施工できるだけでなく、しっかりと密着するため、防水性が高いこともメリットの1つです。

◻︎まとめ

本記事では、ルーフィングの基本知識とその重要性、ルーフィングの種類について解説しました。
ルーフィングは目に見えない部分で屋根の耐久性を大きく左右するため、適切な選択が非常に重要です。
この情報をもとに、賢明な屋根リフォームを行ってください。