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外壁のコケを放置するとどうなる?予防方法はあるの?

家のメンテナンスにおいて、外壁の美観と耐久性の維持は重要な課題です。
特に、外壁に生じるコケは多くの家主が直面する問題であり、その放置は住宅の劣化を招きます。
今回は、外壁に生えるコケの原因と劣化症状、効果的な予防方法を解説し、家主の悩みを解消するための有益な情報を提供します。

□外壁のコケ放置による劣化症状

外壁に生えたコケの放置が住宅の劣化を引き起こすことは、多くの家主にとって意外な事実かもしれません。
コケの存在が住宅にどのような影響を及ぼすのか、以下に具体的に見ていきましょう。

*コケによる建物内への浸水

コケは水を保持する特性を持ちます。
外壁にコケが生えると、壁材が常時湿潤状態になり、これが建物内部への水分浸透の原因となることがあります。

この状態が長期にわたると、サイディングの反りや劣化を招き、最終的には建物内部への浸水につながる恐れがあります。

*コケの増殖と塗膜の損傷

コケは増殖が早く、一度生えるとその範囲をどんどん広げていきます。
これにより、外壁の塗膜に亀裂やひび割れが生じ、さらに悪化すると塗膜が剥がれることもあります。

塗膜の劣化は外壁の保護機能を低下させ、結果として住宅全体の耐久性に影響を与えます。

*コケによるサイディング壁材への水分浸入

特に日本で多く用いられる窯業系サイディングは、凹凸が多いためコケが生えやすい環境を提供します。
コケによる水分保持が壁材の内部へ浸透し、長期間放置すると雨漏りの原因となることがあります。

雨漏りの修復は高額になる可能性があるため、早期の対応が求められます。

□外壁のコケを効果的に予防する方法

外壁のコケを防ぐためには、効果的な対策が必要です。
以下に、コケの予防に有効な方法を紹介します。

1.光触媒塗料の使用

光触媒塗料は、日光の力を利用してコケやカビを死滅させる効果があります。
外壁が日光に晒される環境であれば、この塗料の使用はコケ予防に効果的です。
ただし、影になる部分ではその効果が限定的になることも念頭に置く必要があります。

2.防藻・防カビ性の高い塗料の選択

防藻性や防カビ性が高い塗料を選ぶことも、コケ予防の有効な手段の一つです。
しかし、塗料の効果は永続的ではないため、定期的なメンテナンスが重要です。

また、塗料の色選びも重要で、コケが目立ちにくい色を選ぶことが推奨されます。

3.バイオ洗浄の実施

バイオ洗浄液は、見た目には分かりにくいコケを死滅させる効果があり、コケの再発を遅らせる予防策としても有効です。
バイオ洗浄は、コケの早期除去と予防の両方に効果を発揮します。

4.金属系外壁材への張り替え

コケが頻繁に生じる場合、外壁材を金属系の素材に変更することも検討の余地があります。
金属系外壁はフラットで水はけが良く、コケの発生を抑制可能です。
ただし、コストや外観の変更には注意が必要です。

□まとめ

今回の記事では、外壁に生えるコケが住宅に及ぼす影響と、その予防・対策について解説しました。
外壁のコケ放置は住宅の劣化を引き起こすだけでなく、美観にも影響を及ぼします。
光触媒塗料の使用やバイオ洗浄などの予防方法を適切に実施することで、住宅の美観と耐久性を維持しましょう。