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サイディングとは?その役割や種類を紹介します!

外壁材として使用されるサイディングをご存じでしょうか。
サイディングは、その耐久性と施工の容易さで広く愛されており、現代の建築においては不可欠な外壁材となっています。

そこで今回は、サイディングの基本的な特徴から種類、選び方に至るまでをお伝えします。
サイディングを選ぶ際の参考にしていただければ幸いです。

□サイディングとは?

サイディングは、耐久性と施工の容易さから、国内外で広く使用されている外壁材です。
細長いパネル状のボードを建物の骨格に合わせて貼り付けることにより、外壁を保護します。
北欧を発祥とし、その後ヨーロッパの建築にも多く用いられるようになりました。
このような歴史的背景から、サイディングは国際的にも認知されている外壁材なのです。

*モルタルとの比較

サイディングの大きな利点の一つは、モルタル壁と比較して経年劣化が遅いことです。
モルタル壁は砂、水、セメントを混ぜたペースト状の材料を壁全体に塗って作られますが、サイディングはモルタルより耐水性が高く、天候による劣化が少ないのが特徴です。
また、サイディングは複数の板を組み合わせる工法を採用しているため、モルタルのようにひび割れが目立たないのも魅力の一つです。

*コストと施工の利点

サイディングは、モルタル壁と比較して工事費用が安く済む傾向にあります。
これは、サイディングが職人技を必要とせず、工事期間の短縮が可能であるためです。
さらに、必要なサイディングの量が事前に正確に計算できるため、価格変動が少なく、安定した費用で施工できるのも魅力です。

*北欧風のデザイン性

サイディングはそのデザイン性も魅力の一つです。
板を組み合わせることで陰影を作り出し、北欧風のオシャレな外観を実現できます。
色や柄のバリエーションも豊富で、建築のデザインに幅広く対応できますよ。
一方で、継ぎ目なしの統一感のある外壁が好まれる場合は、モルタル壁が適しているでしょう。

□サイディングの種類と選び方

サイディングには、窯業系、金属系、木質系、樹脂系といったさまざまな種類が存在します。
これらの種類ごとに、美観、耐久性、メンテナンスの容易さなどの特徴が異なります。
選択肢の多様さが、サイディングをさらに魅力的な外壁材にしているのです。

1.窯業系サイディング
窯業系サイディングは、セメント質原料と繊維質原料を混ぜて硬化させた外壁材で、デザインのバリエーションが豊富です。
防火性や耐久性に優れており、施工方法も簡易です。
乾式工法を用いるため、工期が短く、メンテナンスも容易であることが大きな利点です。

2.金属系サイディング
金属系サイディングは、ガルバリウム鋼鈑のような金属で作られ、耐久性と美観の維持に優れています。
特に、軽量で地震への影響を受けにくく、リフォームにも適しています。
さらに、吸水しないため凍害の心配も少なく、断熱性能も高いのが特徴です。

3.木質系と樹脂系
木質系サイディングは、天然木の温もりを重視するデザインに適していますが、水に弱くメンテナンスが必要です。
また、樹脂系サイディングは、耐久性が高く凍害に強いのが特徴で、北米で多く普及していますが、日本ではまだ馴染みが薄いのが現状です。

□まとめ

サイディングは、耐久性、施工の容易さ、デザインの多様性など、住宅の外壁材として多くの利点を持っています。
サイディングには大きく4つの種類がありますが、適切なサイディングの選択には、その種類と特性の理解が必要です。

この記事が、理想の住宅の外壁を実現するための参考になれば幸いです。