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塗装におけるシーラーとは?家の美感と耐久性を守るために重要!

塗装工事は、見た目の美しさはもちろん、家の機能性や耐久性を維持する上で重要な役割を担っています。
中でも、塗装工事で使用するシーラーをご存じでしょうか。

今回は、塗装工事に不可欠なシーラーに焦点を当て、その基本的な概要と重要性、さらには選択肢となるシーラーの種類とその特徴について紹介します。
これからDIYで塗装を考えている方は、ぜひこの情報を参考にしてください。

□シーラーとは?その役割も紹介!

シーラーは、英語で「封じる・密着させる・覆う」といった意味を持ちます。
塗装工事では、塗装面の下地処理が不可欠であり、その際に使用されるのがこのシーラーです。
シーラーの選択は、下地の素材や状態、使用する仕上げ塗料によって異なり、適切なタイプの選択が求められます。

*塗装面と上塗材との密着性を高める

シーラーの一つの大きな役割は、塗装面と仕上げ塗料の密着を高めることです。
外壁や屋根の塗装では、密着性が低いと塗膜の剥離といった劣化が生じやすくなります。
シーラーを適切に塗布することで、塗装面と仕上げ塗料の間に効果的な接着層を形成し、耐久性を向上させます。

*塗装時の塗料の吸い込みを防ぐ

シーラーは通常サラサラとした質感で、塗装面に吸収されやすい特性を持ちます。
これにより、中・上塗りの塗料の吸い込みを防ぎ、塗装の効果を最大限に引き出せるのです。
特に、傷んだ塗装面では塗料の吸収が激しいため、場合によっては複数回の塗布が必要になることもあります。

*塗装面の下地を補強する

シーラーは下地に浸透し、劣化した下地を補強する機能も有します。
外壁材や屋根材の劣化は住宅の状態や経年によって進むため、塗装の際はこの下地補強が非常に重要です。
適切なシーラーを選ぶことで、塗装面の耐久性を高められます。

□水性シーラーと油性シーラー

*水性シーラーの特徴

水性シーラーは、主成分が水によって構成されたシーラーです。
取り扱いが容易で、使用後の道具の洗浄が水で可能なことが大きな利点です。
DIYに適しており、塗料特有の臭いも少ないため、屋内の塗装にも適しています。

ただし、耐久性には劣るため、風雨にさらされる場所にはおすすめできません。
また、吸収されやすい性質のため、劣化が激しい下地では補強効果が低下する場合もあります。

*油性シーラーの特徴

油性シーラーは、有機溶剤を用いる塗料で、耐久性や耐候性が高いことが特徴です。
特に、風雨の影響を受けやすい外壁や屋根の塗装に適しており、劣化しにくいため長期的なメンテナンス費用の削減が可能です。

ただし、臭いが強い点に注意が必要なため、塗装作業中や直後は換気を徹底しましょう。

□まとめ

今回は、DIYにおける塗装工事の基本であるシーラーの役割と、水性シーラーと油性シーラーの特徴について紹介しました。
シーラーの適切な選択と使用は、塗装の質を向上させるだけでなく、家全体の耐久性と美観を維持する上で重要です。

DIYで塗装を行う際は、今回紹介したポイントを参考に、最適なシーラーを選んでください。